成婚ヘ導く交際中の心づかい

よく電話でお見合いを頼んだり頼まれたりしている、この道二十年のベテラン仲人さんに、成婚するための秘訣を聞いてみました。「とにかく、長く引っ張らないこと。

決断できない人は、いつまでたっても決められません」と、ベテラン仲人さんは言い切りました。特に三十歳過ぎの女性は出産があるので、半年も一年も付き合ってダメだったりすると、そのタイムロスはかなり大きいものがあります。

そこで、彼女の持論は一回でお相手のことは判断できないので「二回会って実際するかどうかを決める」「五回交際して、婚約を決める」というものです。この五回の交際は、一回一回の実際の密度を濃くすることが肝要です。

二、三時間お茶を飲んで話をするくらいなら、しないほうがましと言います。結婚したら、いやでも夫婦は一日中共に暮らします。デートも、朝ごはんは無理なら、昼ごはんとタごはんは一緒に食べて、結婚についてお互いの意見をすり合わせていく大切な時間にすべきだとのことです。

この密度の濃い斐際を五回繰り返して、十のうちいいところが六つあれば結婚を決めるようにアドバイスしているそうです。いいところが五つ以下なら、経験上、それ以上は引っ張っても最終的にうまくいかないので、実際は中止にするそうです。

この決断力とスピードを求める方法はとても有効だと思いました。私はこの考え方を「成婚のためのこと五の法則」と呼び、自らの会員さんにもアドバイスしています。さらに、この方法が優れているのは、「このやり方で結婚して離婚した人がいない」とペテラン相談員、か言っていたことです。

二人の歴史づくり

お見合いから実際へと進み、何回か付き合っていると、趣味や自分たちの生い立ちなどの過去の話だけでは会話の種が尽きてしまいます。二人でいると楽しくて、とても居心地がいいのだけど、何か物足りなさを感じる:::そんな時期が必ず訪れます。実はここから本当の二人の斐際がはじまるのです。

結婚相談所に登録している人たちは、お友達や遊び相手を探しに来ているわけではありません。ずばり結婚相手と出会うために、参加しています。何回か会って支際を重ねていくと、次のステップであるゥ結婚を前提としたお付き合い々に移行する必要があります。

この段階で、結婚への気持ちが盛り上がらない場合は実際を中止して、新たな出会いを求めたほうがいいでしょう。もし、この人となら結婚してもいいと思ったら、ゴールである結婚に向けて具体的な話を詰めていけばいいと思います。

なにぶん相談所で出会った二人には、共通体験がほとんどありません。そこで、私はお二人に、どんな結婚式をしたいのか、どんな家に住みたいのか、結婚という一つの大きな目標に向けて、二人で話し合うことをお勧めします。まったく違う家庭環境で育った二人が、人生最大のセレモニーを成功させようと真剣に向き合うことこそが、唯一の共通体験となり、お二人の歴史づくりの第一歩になると思います。