結婚相談所で婚活をする人たち

のんびり派がなかなか結婚できないのか、その理由は二つあります。一つ目は、結婚に対するメリットを実感できていないから、というものです。そもそも結婚とは、「結婚をするやいなや、こんな効果や得なことがある」とし、うものではありません。

どちらかと言えば、「結婚してよかったな」と思えるのは、結婚生活を続けていくうちに実感するものです。病気になって相手に看病してもらったとき、子どもの受験を迎えたとき、親の介護をサポートし合ったとき・そんなふうに、生きていくうえでは数々の節目やピンチがあります。

そのときに、傍らにパートナーがいれば、相談ができたり一緒に乗り越えていくことができたりして心強いことこの上ないでしょう。「結婚をすれば、楽しいことや幸せは倍になっても、苦しみゃ悲しみは半分になる」とは、多くの結婚経験者が話していることです。

ですが、こういった結婚のありがたみを痛感するのは、少なくても数年は先のことになります。人は、目の前の困難には積極的に打開策を練ることができても、どうなるかわからない将来のことはなかなか真剣に考えられないものです。

ちょうど、生命保険へ加入するのを、「数十年後にいくらか受け取るために、今からコツコツ投資をするのはちょっと・・・」と迷うのと似ています。これと同じように、「今はまだいいや」と、結婚に対しても先送りにして考える傾向があるのがのんびり派の特徴です。

のんびり派が結婚できない二つ目の理由として、現状にそれほど不都合を感じていないから、というものがあります。言い換えれば、「いい人がいたら結婚をしたい」と言っている人は、今のひとりの生活にそこそこ満足をしているはずです。

休日は目覚ましのアラームをセットせずに自分のぺースで起きたり、好きなときに好きなものを食べたり、まとまった休みにはフラリと温泉旅や海外旅行に行ったり・・・ひとりの生活だからこそ、物事を決める決裁権はすべて自分。お気楽に、自由な暮らしを満喫できるのです。このような生活に慣れてしまうと、「結婚すること=自由を奪われてしまうこと」に思えてきてしまうという現象が起こります。

パートナーのために早起きをして朝食の支度をしなくてはならないかもしれないし、習い事をはじめたいときには相談が必要になるかもしれません。そんなふうに、「わざわざ大変な生活に飛び込んでいくくらいなら、ひとりのほうが気楽でいいかも」と思ってしまう、のんびり派もいます。